小学校受験の年間スケジュール完全ガイド|年中・年長でいつ何をすべきか月別チェックリスト
小学校受験の年間スケジュール完全ガイド|年中・年長でいつ何をすべきか月別チェックリスト
「小学校受験はいつから準備すればいいの?」「年長から始めても間に合う?」「今何をすべき時期?」——Pitchy Kids に寄せられる相談の中で、最も多いのがこのスケジュールに関する質問です。
お受験は情報が少なく、「気づいたら出願が終わっていた」「もっと早く願書の書き方を練習しておけばよかった」という声が後を絶ちません。本コラムでは、年中4月から年長11月の試験本番までを月別に整理し、各時期に何をすべきかを具体的なチェックリスト付きで解説します。
全体像を把握する:受験カレンダーの「大きな流れ」
まず、首都圏の小学校受験の大まかな流れを掴みましょう。
| 時期 | 主なイベント |
|---|---|
| 年中(4〜3月) | 情報収集・幼児教室選び・基礎力づくり |
| 年長4〜6月 | 志望校絞り込み・出願準備・願書対策開始 |
| 年長7〜8月 | 夏期講習・集中練習・学校説明会 |
| 年長9月 | 出願(私立の多くが9月〜10月) |
| 年長10月 | 試験本番(私立小学校の多くが10月) |
| 年長11月 | 国立小学校の抽選・試験 |
| 年長12月〜 | 合否確認・入学手続き・次年度準備 |
ポイント:出願締め切りは試験の約1ヶ月前。願書は提出の3ヶ月前から準備が必要。 試験本番だけを見て逆算すると、多くの準備が手薄になります。
年中期(4月〜3月):基礎をつくる1年間
年中4〜6月:情報収集と方向性の決定
この時期に焦って塾に入る必要はありませんが、「どんな受験をするか」の方向性だけは決めておくと、その後の準備がぐっと効率的になります。
やること:
- 国立・私立・幼稚園受験の方向性を家族で話し合う
- 候補となる学校の学校説明会に参加し始める(年中から参加可能な学校が多い)
- お受験に通わせている先輩保護者から情報収集する
- 子どもの生活習慣を整える(朝起き・挨拶・食事マナー)
- 絵本の読み聞かせ・ひらがな・数かぞえを日常に取り入れる
この時期の親子面接準備: まだ「面接練習」をする必要はありません。ただ、「なぜこの学校に行きたいか」「家庭の教育方針は何か」を夫婦で話し合い始めることが重要です。面接当日に「うちはこういう家庭です」と自信を持って話せる土台は、1〜2年かけてつくるものです。
年中7〜9月:幼児教室・塾の体験・入塾
夏は多くの幼児教室が体験授業・説明会を開催する時期です。複数の教室を比較し、秋から通塾を始めるご家庭が多くなります。
やること:
- 幼児教室・塾の体験授業を3〜5校受ける
- 費用の全体像(月謝・講習費・教材費)を確認する
- 志望校の合格実績・指導内容を比較して入塾を決める
- はさみ・のり・折り紙の基本を自宅で練習し始める
- 塾なしの場合は市販テキスト(こぐま会・理英会)を始める
→ 幼児教室の詳しい選び方はお受験幼児教室・塾の選び方完全ガイドをご覧ください。
年中10〜12月:学習習慣の定着
通塾が始まったら、家庭学習のリズムをつくることが最優先です。
やること:
- 塾の宿題・復習を毎日15〜20分こなす習慣をつける
- 数量・図形・言語の基礎問題集を1日1〜2ページ進める
- 絵を描く・工作をする「遊びの習慣」を週3回以上つくる
- 学校説明会に参加し、気になる学校を3〜5校に絞り込む
- 子どもの「好きなこと・得意なこと」を観察し、面接の素材として記録し始める
年中1〜3月(年長直前):基礎固めと情報整理
年長に向けて、抜け穴を塞ぐ時期です。
やること:
- ペーパー(数量・図形・言語・記憶)の苦手分野を把握する
- 体操・絵画・制作の基礎練習を始める
- 願書の記載内容(志望理由・家庭の教育方針)を夫婦でメモし始める
- 志望校の過去問・出題傾向を調べ始める
- 学校説明会の参加予定を年長分も含めてリスト化する
年長期(4月〜):いよいよ本番に向けた仕上げ
年長4〜5月:志望校の確定と願書準備スタート
最重要:この時期に志望校を確定させましょう。
出願は9月が多く、願書の完成には3〜4ヶ月かかります。4〜5月に志望校が決まっていないと、願書準備が間に合わなくなります。
やること:
- 志望校(第1〜第3志望)を確定する
- 各学校の出願書類・願書の形式を入手して確認する
- 願書の「志望理由」「家庭の教育方針」の草稿を書き始める
- 面接対策を本格化する(週1〜2回の模擬面接)
- ペーパー・制作・体操の弱点科目を中心に対策を強化する
→ 願書の書き方はお受験願書の書き方完全ガイドをご覧ください。
年長6〜7月:夏期講習の準備・体力強化
夏は「受験の天王山」と呼ばれる時期です。多くの塾が夏期集中講習を開催し、総まとめの学習が行われます。
やること:
- 夏期講習の申し込みを締め切り前に完了する
- 体操・運動テストの練習を増やす(縄跳び・跳び箱・ボール運動)
- 行動観察の練習(グループ活動・他の子どもとの交流)を意識する
- 子どもの体力・免疫力を整える(生活リズム・食事・睡眠)
- 願書の草稿を仕上げ、塾や信頼できる人に添削してもらう
- 家族写真(願書提出用)を撮影する
→ 行動観察対策は小学校受験の行動観察対策完全ガイドを参照。
→ 体操テスト対策は小学校受験の体操・運動テスト対策完全ガイドを参照。
年長8月:夏期講習・総仕上げ
やること:
- 夏期講習を最大限に活用する(欠席・遅刻なく参加)
- 模擬試験(幼児教室主催のテスト)に参加し、本番の雰囲気に慣れる
- 過去問・傾向問題をひと通り解いておく
- 親の面接練習を週2回以上行う(夫婦での練習が重要)
- 願書の最終稿を完成させる
- 面接当日の服装・持ち物を揃える
→ 服装選びは親子面接の服装マナー完全ガイドを確認。
年長9月:出願・受験票受け取り
多くの私立小学校がこの時期に出願を受け付けます。出願は1〜2週間という学校も多く、準備不足のまま本番を迎えるケースが多発する時期でもあります。
やること:
- 出願書類を最終確認し、締め切り前日までに提出する
- 受験票・写真貼付など手続きを完了する
- 学校説明会・見学会の最終参加(入試前最後の機会)
- 体調管理を最優先する(睡眠・食事の規則正しいリズム)
- 模擬面接の回数を増やす(週3回以上が理想)
- 子どもに「試験の流れ」を説明し、心理的準備をさせる
年長10月:試験本番(私立小学校)
試験月。ここまでの準備を信じて、コンディションを整えることに集中します。
やること:
- 試験1週間前から新しいことは始めない(復習のみ)
- 試験2〜3日前は軽い復習だけにして、体と心を休める
- 前日は早めに就寝(7〜8時間の睡眠を確保)
- 当日の持ち物・交通経路・集合時間を前日までに確認
- 子どもには「楽しんできてね」と伝え、プレッシャーをかけない
- 試験後は結果を聞かずに「頑張ったね」と労う
→ 試験当日の流れは親子面接の当日完全ガイドを参照。
年長11月〜:国立小学校・結果と次の一手
やること:
- 国立小学校の抽選・試験(11月が多い)
- 私立の合否通知を確認し、入学手続き締め切りを把握
- 補欠繰り上がりの連絡に備えて連絡手段を確保
- 第1志望に合格した場合:入学準備を開始
- 不合格だった場合:翌年度の受験戦略を冷静に立て直す
「年長スタート」でも間に合う?
「年中の準備ができていない…年長からでも間に合う?」という方へ。志望校によりますが、年長4〜5月スタートでも合格している家庭は多くあります。ただし条件があります。
年長スタートが現実的な場合:
- 中堅〜一般的な私立小学校(難関校ではない)
- 子どもの基礎的な生活習慣・コミュニケーション力がある
- 塾に週3〜4回通える環境がある
- 親が面接練習に積極的に取り組める
年長スタートが厳しい場合:
- 慶應横浜初等部・早稲田実業・雙葉などの難関校
- 子どもが集団の中で話せない・指示が通りにくいなどの発達的な課題がある場合
- 週1回しか通塾できない環境
年長スタートの場合は、「全科目を満遍なく」ではなく「弱点の絞り込み+面接重視」で効率的に準備することが合格への近道です。
親子面接の準備は「毎日少しずつ」が鉄則
どれだけ忙しいスケジュールの中でも、親子面接の練習だけは毎日少しずつ続けることが重要です。週1回の模擬面接だけでは、本番で緊張を抑えるほどの「慣れ」は積み上がりません。
Pitchy Kids を使えば、塾の帰り道や就寝前の5〜10分でも練習できます。
- 📱 スマホ・PCからいつでもアクセス
- 🎤 AIが面接官として本番形式で質問
- 📊 6軸評価で「今日はどの軸が伸びた?」を確認
- 🔄 同じ質問を何度でも繰り返せる
まとめ:後悔しないための「逆算スケジュール」3原則
① 出願日から逆算して動く
試験本番ではなく「出願締め切り」を起点にスケジュールを組む。
② 願書は3〜4ヶ月かけて書く
「志望理由」「教育方針」は一夜漬けで書けるものではない。年長4月から少しずつ書き始める。
③ 面接練習は量が正義
10回練習した家庭と100回練習した家庭では、本番の自信が全然違う。毎日5分でも積み上げることが大切。
お受験は長い旅です。このスケジュールを参考に、焦らず・無理せず・でも着実に、準備を進めてください。
